起業するにあたってビジネスを成功に導くポイントは、「強い志」「実現可能な事業計画」「資金」の3点が非常に重要となります。
起業家が起業してからビジネスがすぐに順調に行くケースは稀であり、多くの起業家は販売面で苦戦をしたり、資金不足になったりしてビジネスを継続するには困難がつきものです。これを乗り超えるためにも、起業家には強い意志と情熱を秘めた「起業家魂」が絶対に必要です。
これより起業家にとって必要なビジネスプランの作成のポイントと、資金調達先のひとつとして補助金等の活用法についてご案内をいたします。
ビジネスプランの作成のポイント
事業を始める前には、ビジネスプランを作成することが必要となります。ビジネスプランの作成は、金融機関から資金を調達する際に必要となるばかりではなく、ご自身が行うビジネスの目的や企業理念に加えて、将来に向けてのビジネスの方向性を定めたり、ビジネスモデルを固める上でも大切な作業となります。
ビジネスプランを策定する基本は、ご自身のビジネスが顧客であるターゲットが抱える課題に対して、本当に解決策を提示できているのかどうかが重要であります。それにはターゲットが抱える課題を正確に捉えるためにも、しっかりと市場調査と競合分析を行った上で、ご自身のビジネスがその課題に対して有効な解決策を提供できているのかを、検証してみる必要があります。
それらを実行するための方法として、マーケティング活動としての4P(Product、Price、Place、Promotion)を実践し、最適なオペレーションシステムを構築する必要があります。それらの一連の活動の成果として、最終的な収益計画をビジネスプランの中にきちんと落とし込むことが必要となります。
資金調達の方法
実際に起業するにあたっては、事業資金を確保することがビジネスの成否にとって重要なポイントになります。
起業家が資金を調達する先としては、まずはある程度の自己資金を用意することが最初となりますが、それでも資金が不足する場合には肉親や知り合いからの借り入れも考えられますが、一般的には日本政策金融公庫を利用しての創業融資が最も広く利用されております。
銀行等の民間金融機関からの借入れについては、信用保証協会を利用しての保証付き融資がありますが、起業時の借入れについてはなかなか難しいのが実情です。また、それぞれの自治体が行っている起業家向けの支援策もあります。毎年予算の執行状況によって変更されますので、最寄りの自治体に問い合わせてみて下さい。
その他として、ベンチャーキャピタルからの投資も考えられます。しかし、ベンチャーキャピタルは特別な技術力があって成長性が見込める有望な起業家を投資対象としているので、通常の起業したての場合には投資対象にはなりません。
補助金(助成金)の活用
最近、政府では経済活性化のための政策目標として、ベンチャー企業を育成することを目的とした各種補助金や助成金等の予算措置がとられており、起業を目指す方にとってはとても追い風となっております。
これらの施策が行われる要因としては、わが国では企業の開業率よりも廃業率が高く、先進諸国と比べてみても開業率が低いのが現状であります。
そのような中で、経済産業省の中小企業庁では中小企業等に向けて、各種補助金制度が用意されております。起業家が利用可能な補助金としては、「創業・第二創業促進補助金」、「ものづくり・商業サービス革新補助金」、「小規模事業者持続化補助金」等があります。
その他にも中小企業対策として様々な支援策があり、厚生労働省管轄でも雇用に関する助成金が用意されております。
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