ブレインストーミングとは、集団でアイデアを出し合うことによって相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する技法です。 (ウィキペディアより)
もっと簡単に言うと、
「1人ではアイデアとか発想に限界があるからみんなでいろんなアイデアを自由に出し合っておもしろくて実現できそうなものを作りだす」
ということです。
ブレインストーミングには以下のメリットがあります。
- いろいろな角度から自分では思いつかないアイデアが出てくる
- 「ユーザーニーズ」に近いアイデアが出てくる
- 「新しいもの」が生まれやすい
- 自分の思考を整理できる
- 具体的なアクションまで落とし込める
ブレインストーミングは以下のステップを踏むとアイデアがビジネスに発展しやすくなります。
- アイデア出しをする(創造性)
- アイデアを整理・分類する(ロジカルシンキング)
- 実現可能性に照らし合わせて優先順位づけをする
1.アイデア出しのポイント
アイデア出しにおいて、3つのNGがあります。いずれも、会議等において非常にありがちです。
- 批判する
「それって現実的じゃないよね」
「難しいと思うな」
「あまり重要だと思わない」
「くだらない」
「○○がかかる」 - 評論する
「一般的には○○だよね」
「△△が常識だと思う」
「いいんじゃないかな。私は興味ないけど。」 - 根拠を求める
「なんでそんなことが言えるの?」
「データはあるの?」
「前例は?」
なぜNGなのか?
アイデアの基本は「あったらいいな」です。そこには「できるできない」は関係ありません。客観的である必要もありません。
子供のように、「こんなものがあったら楽しい、嬉しい、気持ちいい」でいいのです。
ブレインストーミングには4つの基本原則があります。
- 質より量 「1のGreat ideaよりも10のunique idea」
- 批判「厳禁」、評論家「不要」
- 自由&創造力大歓迎
- 便乗発展推奨
便乗発展とは、簡単に言うと、「そういえばさあ、それがあるなら、こんなのもあるといいよね」です。要は「脱線する」こと。
ブレインストーミングでは、こうした脱線は大歓迎です。アイデアが広がるからです。
アイデア出しをする時は、ホワイトボードや、模造紙に書き出していくことをお薦めします。自由な雰囲気で、自由に「あったらいいな」を出していきましょう。
2.整理分類のポイント
- 「○○について言っている」というキーワードでまとめていく
- なれないうちは、「小さい分類」から始めて、徐々に「大きな分類」にしていくとやりやすい
- 無理に関連付けようとするとせっかく拡散したアイデアが死んでしまう。むしろ、「別の切り口」として優先順位付けをしたほうがいい
3.優先順位づけのポイント
- 優先順位の基準は「解決の効果の程度」と「実現可能性の難易度」
- もっとも理想的なのは「効果が高くてすぐできる」アイデア。それ以外は状況に応じて優先順位をつけていく
- 「実現可能性の難易度」を考えるときのポイント;
× 「できる」「できない」の選別
○ できる方法を探す⇒「時間」と「費用」による難易度
アイデアは「一切の制限なく」出す環境を作り出しましょう。あとで整理分類して、優先順位をつければいいのです。