起業する際には経営理念とビジョンを作ります。
会社の「あるべき姿」と「将来の姿」。
起業するときは自分のビジョンと会社のビジョンとが等しくなります。
会社が大きくなるにつれて、様々なことが体系化されて自分の役割も細分化されていき、自分のビジョンと会社のビジョンは違うものになります。
したがって、起業をするときには自分のビジョンを明確に持つことが会社の成長を左右するといっても過言ではありません。
自分の20年後の姿を思い浮かべることができますか?
- どこに住んでいるのか
- どのような生活をしているのか
- 資産はどれだけあるのか
- 仕事はしているのか。どんな仕事をしているのか
- 休日は何をしているのか
- 誰と一緒にいるのか
等々。
この生活が、「当面あなたが目標とするゴール」です。ここに向かってビジネスを進めていきます。
20年後の姿が明確になったら、次は「20年後の姿を実現するために10年後はどのような姿になっている必要があるか」を考えます。
10年後の姿ができたら、次は5年後の姿。次に3年後の姿。
そして最後に、「3年後の姿を実現するために今動くべきことは何か」を考えてみてください。
将来の姿(ゴール)を設定して、時間を逆算してすることを考えるという方法です。
ここでのチェックポイントは、「今考えているビジネスで20年後の理想的な自分の姿を実現できるか。」
20年後に数十億円の資産を持っていることをゴールとするのであれば、今のビジネスが大きくなる(スケールすると言います)余地が必要となります。
最初から大きなビジネスをしなくてはいけないということではありません。
これから先、どれだけ大きくできるビジネスなのかは最初の段階で想定しておくことをお勧めします。
それほど大きくできないのであれば、ビジネスを変えるか、新たな収益モデルを構築する必要があります。
よく、「20年後なんて実現できるかどうかわからないから予想がつかない」という方がいますが、逆の発想では、「先がどうなるかわからないから、自分で設定してそれに向けて進めばいい」となります。
「自分の将来は自分で創り出す」
そんな気持ちを持って自分ビジョンを作ってみてください。