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[002]事業計画書は5ステップで整理すると「一本の線」になる
起業をするときに必須なのが、「事業計画書」です。
例えば、資金調達をする際に金融機関や投資家に自分のビジネスを説明をするために。
あるいは、社員の人たちに共通認識を持たせるため。
そして、自分自身の整理のために事業計画書を作ることも効果的。
では、事業計画書に何を書けばいいのか?
・サマリー (事業概要)
・会社概要
・経営理念、ビジョン
・マネジメント(チーム)の経歴、セールスポイント
・環境分析
・市場分析 → マーケットポテンシャル
・競合分析 → 差別性
・事業の内容
・事業の差別性
・収益モデル (儲かる匂い)
・販売戦略 (ターゲット、価格、広告宣伝、商品(サービス)等)
・オペレーション戦略 (仕入体制、物流、レイアウト 等)
・人事戦略 (人員計画、人員スペック、採用方針 等)
・収益計画
・売り上げ、コスト、資金
上記は一般的な事業計画書の項目です。
私は、上記の項目を「埋める」ように事業計画書をまとめるのではなく、以下の5つのステップで作成することをお勧めします。
1.ターゲット
2.課題
3.解決策
4.実行方法
5.収益計画
もっとわかりやすく言うと、
1.あなたの商品サービスを誰がほしがるのか
2.なぜその人はあなたの商品サービスをほしがるのか。その人は何に困っているのか
3.あなたの商品サービスを使うとその人はどうなるのか。何がどう解決されるのか
4.あなたの商品サービスをどのようにその人に届けるのか
5.結果としてどれぐらいもうかるのか
この5つのステップで整理をするだけで、事業計画書の骨子は完成します。
大切なのは1~3です。
「あなたの商品サービスを誰がほしがって、そのひとは何に悩んでいて、あなたの商品サービスを利用するとその悩みが解消される。」
4.の実行方法は、例えば商品の種類、価格、販売場所(チャネル)、プロモーション等をまとめます。いわゆる「マーケティング戦略」です。
5.の収益計画は、売上、費用、利益、資金計画等、数字をまとめます。
事業計画書を作る際に、多くの人が、「どのように売るか(実行方法)」と「どれだけ儲かるか(収益計画)」を中心に考える傾向にあります。
そして、事業計画書の内容のほとんどがこの2つのパートで占められます。
この場合、大事な視点が抜けてしまうのです。
「そもそもこの商品サービスって誰が必要でなぜ必要でなにがいいの?」
事業計画書は「ターゲット」「課題」「解決策」をしっかりと詰めてくださいね。