商品名や会社名など、ネーミングを考える機会がたくさんあります。
その際に、ネーミングのコツを知っておくと効率的に名前を考えることができます。
1.プラス造語法
造語の中で最もシンプルな造語法がプラス造語法です。
2つの言葉をそのまま足し合わせて名前を作ります。
例えば、家庭用洗剤の「マイペット」は、「マイ(私の)」+「ペット(お気に入り)」で構成されています。
2.減量造語法
2つのキーワードをそのまま足すのではなく、元の言葉の意味を保ちながら発音しやすいように文字をカットする造語方法です。
ゴジラは「ゴリラ」と「クジラ」を足し合わせて減量したものと言われています。
3.変形造語法
変形造語法はキーワード単体でコンセプトは表現できるが、発音しにくかったり文字数が多く
インパクトに欠けるとき、キーワードの一部を都合の良い文字に替えたり削除する手法です。
インスタントコーヒーの「BLENDY」は、「BLEND」の語尾を変化させました。
4.頭文字造語法
各単語の頭文字を組み合わせて造語する手法。
英文または単語の頭文字を1文字から数文字ピックアップして、その順序で造語する方法。
地域気象観測システムの「アメダス(AMEDAS)」は、「Automated Meteorological Data Acquisition System」の頭文字を取って付けられたそうです。
Automated (自動の) MEteorological (気象の) Data (情報) Acquisition (取得) System (システム)
5.並び替え造語法
文字を並び替えたり、逆に並び替えると意外な語感になる場合があります。
また、並び替えた言葉が別の意味を持つ場合はアナグラムと呼ばれていています。
清涼飲料水の「DAKARA」は「体(KARADA)」の並べ替えです。
ネーミングをつける際には、それが商標登録されているかをチェックされることをお勧めします。
類似商品やサービスで使われていると商標権侵害となる恐れがあります。
商標検索は簡易的に以下のサイトから調べることができます。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
また、そのネーミングが使われていない時は、商標登録をすることもお勧めします。他社が先に商標権を取得してしまうと使えなくなってしまうことがあるためです。
商標登録についてはこちらをご覧ください。
[052]自分のビジネスを守る知的財産権の種類と特徴ーその3(商標権)