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- [038]SWOT分析のまとめ方のポイント【フレームワーク】
SWOT分析とは、目標を達成するために意思決定を必要としている組織や個人のプロジェクトやベンチャービジネスなどにおいて、外部環境や内部環境を強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) の4つのカテゴリーで要因分析し、事業環境変化に対応した経営資源の最適活用を図る経営戦略策定方法の一つです(ウィキペディア)。
具体的には、下記のポイントでまとめていきます。
<強み、弱み>
資源(財務・知的財産・立地)
顧客サービス
効率性
競争上の優位
インフラ
品質
材料
経営管理
価格
輸送時間
コスト
容量
主要顧客との関係
市場における知名度・評判
地域言語の知識
ブランド
企業倫理
環境
<機会>
市場拡大
新たなニーズの発生
規制緩和
新たなチャネル、インフラの出現
プレーヤーの淘汰
<脅威>
マーケットの衰退
代替商品・サービスの出現
新規参入
規制
競合の統合等による競争力の変化
これら4つの分類の仕方のコツは、まず「強みと弱み」「機会と脅威」に分けることです。
「強みと弱み」は「内部要因」と言います。「機会と脅威」は「外部要因」と言います。
内部要因と外部要因との違いは、「自社がコントロールできるか否か」です。外部要因は自社を取り巻く環境です。環境を自社がコントロールすることはできません。
事業計画書を作る際には、
強み:差別性をアピールする。弱みをカバーする
弱み:他のことでカバーする。弱みを克服する戦略
機会:追い風を利用した差別性のアピール
脅威:どのように対応するか(リスク対処)
をポイントにメッセージを作っていくと、説得力が増します。
SWOT分析においては、ここからさらにマトリックス分析を行います。
「強み」×「機会」=「事業機会」
自社の強みで市場が要求している事業機会は何か?
「強み」×「脅威」=「一発逆転」
他社の脅威を自社の強みで事業機会にできるか?
自社の強みで脅威を回避できるか?
「弱み」×「機会」=「改善点」
自社の弱みで事業機会を逃さないか?
「弱み」×「脅威」=「潜在的リスク」
自社の弱みに脅威が訪れる最悪の状態は何か?
それに対する対策は?
外部に機会があり、かつ自社の強みになる部分は、事業として積極的に展開すべき領域です。機会があるが自社が弱い部分は、改善するか強みの部分を強調して展開すべき領域。外部が脅威のところにおいて自社が強みを発揮できそうであれば、脅威が機会に変わる可能性がある領域です。外部が脅威で自社も弱い部分は、事業を進めるにはリスクが高い領域です。