日本国内には様々な市場があります。IPOでの代表的な市場はマザーズです。
マザーズは東京証券取引所が開設する新興企業向けの株式市場です。
1999年に開設され、現在245社が上場しています(2018年1月26日現在)。
【上場審査基準】
(形式要件)
- 株主数 200人以上
- 流通株式 流通株式数2,000単位以上、流通株式時価総額5億円以上、流通株式数(比率)上場株検討の25%以上
- 時価総額 10億円以上(上場時見込み)
- 事業継続年数
- 新規上場申請日から起算して、1年前以前から取締役会を設置して継続的に事業活動をしていること
- 虚偽記載又は不適正意見等
- 「上場申請のための有価証券報告書」に添付される監査報告書(最近1年間を除く)において、「無限定適正」又は「除外事項を付した限定付適正」
- 「上場申請のための有価証券報告書」に添付される監査報告書等(最近1年間) において、「無限定適正」
- 上記監査報告書又は 四半期レビュー報告書に係る財務諸表等が記載又は参照される有価証券報告書等に「虚偽記載」なし
- 新規上場申請に係る株券等が国内の他の金融商品取引所に上場されている場合にあっては、次の(a)及び(b)に該当するものでないこと
(a)最近1年間の内部統制報告書に「評価結果を表明できない」旨の記載
(b)最近1年間の内部統制監査報告書に「意見の表明をしない」旨の記載
- 株式事務代行機関の設置
- 東京証券取引所(以下「東証」という)の承認する株式事務代行機関に委託しているか、又は当該株式事務代行機関から株式事務を受託する旨の内諾を得ていること
- 単元株式数及び株券の種類
- 単元株式数が、100株となる見込みのあること 新規上場申請に係る株券等が、次のaからcのいずれかであること
- 議決権付株式を1種類のみ発行している会社における当該議決権付株式
- 複数の種類の議決権付株式を発行している会社において、経済的利益を受ける権利の価額等が他のいずれかの種類の議決権付株式よりも高い種類の議決権付株式
- 無議決権株式
- 単元株式数が、100株となる見込みのあること 新規上場申請に係る株券等が、次のaからcのいずれかであること
- 株式の譲渡制限
- 新規上場申請に係る株式の譲渡につき制限を行っていないこと又は上場の時までに制限を行わないこととなる見込みのあること
- 指定振替機関における取扱い
- 指定振替機関の振替業における取扱いの対象であること又は取扱いの対象となる見込みのあること
(上場審査の内容)
- 企業内容、リスク情報等の開示の適切性
- 企業内容、リスク情報等の開示を適切に行うことができる状況にあること
- 企業経営の健全性
- 事業を公正かつ忠実に遂行していること
- 企業のコーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の有効性
- コーポレート・ガバナンス及び内部管理体制が、企業の規模や成熟度等に応じて整備され、適切に機能していること
- 事業計画の合理性
- 相応に合理的な事業計画を策定しており、当該事業計画を遂行するために必要な事業基盤を整備していること又は整備する合理的な見込みのあること
- その他公益又は投資者保護の観点から東証が必要と認める事項
(日本取引所グループHPより)