本格的に起業をする前に、まずは副業として事業を始める人がいます。
最近は「副業OK」とする会社も増えてきましたので、会社員として勤めながら副業をすることがやりやすくなりました。
いきなり本業として事業を始めるのではなく、副業から始めるメリットは以下の通りです。
- リスクヘッジ: もし事業が失敗しても本業があるのでいきなり収入がゼロになることはなくなる。
- テストマーケティング: 事業のニーズや事業可能性を本業にする前にチェックできる。
- 実績作り: やりたいことが未経験の分野の場合、まずは副業でやってみて経験値を積むことができる。
副業をする際に気をつけなければならないことがあります。
- 本業の妨げには絶対にしない
会社が副業をOKとしていたとしても、あくまでも「本業の合間に副業をする」ことがOKなのであって、会社での業務に支障が出る場合は問題になります。
業務時間中に副業をする(注文等のチェックや問い合わせに対するメールも含む)、会社のPCを使って作業をする等は絶対にしてはいけません。 - 「甘えの意識」を持たないように
「副業」という言葉もいけないのですが、自分にとってはあくまでも「スキマ時間のビジネス」のため、「副業だから仕方がない」といった甘えが生じることがあります。
本業の業務中には返事が返せないのは副業だから仕方がない。限られた時間にしかできないからちょっとしたミスが起きても無理ない、等々。
自分にとっては副業でも、お客様からみたらビジネスの相手であって、他の本業で行っている商品やサービス提供と同じです。
甘えの意識がある限り、事業が成立することはなかなかありません。 - 人間関係に支障がでることもある
「副業は本業のスキマ時間に行う=自分の空き時間が減る」ということです。例えば、夜や土日は副業に費やす時間となります。すなわち、家族やパートナー、友人とすごす時間は確実に減ります。そこから人間関係のトラブルが起こることも少なくありません。
また、自分の自由時間も減ります。
最後に、副業をする場合の効率的な時間の使い方です。
- 1日のうちで「副業できる時間」を算出する。
本業の業務時間、移動時間、食事、睡眠等を考えると、1日のうちで副業に費やすことのできる時間は限られてきます。
1時間単位でもなかなか取れないことがありますので、「5分単位」でもいいので使える時間帯と時間を整理してください。 - 「5分でできること」を考えてリスト化する。
5分でもできることはあります。例えば:
・SNSでのコメントや投稿
・本を●ページ読む
・メールを1通出す
5分が積み重なることで仕事が片付くこともありますよ。 - ちょっとの空いたら「何かをする」習慣をつける
繰り返しになりますが、昨今は副業がしやすい環境になりました。
この環境をぜひ活かしてくださいね。