[170]自分の言いたいことが相手に伝わるロジカルシンキング
ロジカルシンキングとは、自分の言いたいことを伝わりやすくするためのコミュニケーションツールです。
ロジカルシンキングでコミュニケーションができないと、以下のような反応が相手から返ってきたりします。
- 要は何が言いたいの?
- なんでそんなことが言えるの?
- それはあなたの意見?それとも事実?
コミュニケ―ションにおいて、相手から「それでいいよ」「すごいね」「いいんじゃないかな」「大丈夫そうだね」と言われるためには、「相手の疑問をなくし、理解させる」ことが大前提です。ロジカルシンキングができない人は、その大前提が崩れます。
ロジカルシンキングができる人とできない人の違いは以下の3つです。
1.客観と主観の整理ができているかどうか
本来であれば、事実と自分の意見が違っている場合は分ける必要があります。ロジカルシンキングができない人は、事実と自分の意見を一緒にして話をするので、どこからどこまでが事実でどこが自分の意見なのかがわかりません。
ビジネスにおいては、まずは事実があり、その後に自分の意見を述べるのがよいです。
2.分類(グループ分け)ができているかどうか
多くの情報があっても、それを何らかの基準で分類ができるとポイントがわかります。それができないと、とりあえず目についたものを話すので似た情報を繰り返したり大事な情報が抜けたりします。
3.全体から個別への落とし込みができているかどうか
全体像から話すことができると主旨がわかり理解度が進みます。細かいところから話をすると、「結局何が言いたいのか」がぼやけてしまいがちです。
ロジカルシンキングをする際のステップは以下になります。
- 相手が求めているものを理解する(何について答えてほしいかを知る)
- 必要な情報を集めて(または今ある情報を)分類(グループ分け)する
- グループ分けされた情報から「分かること(メッセージ)」をまとめる
- それぞれのグループに共通していることを考えてまとめる
- 4.が3.を説明できているか(WHY SO?:なんでそう言えるの?)、3.から4.が説明できるか(SO WHAT?:だから何が言えるの?)をチェックする
- 4.もしくは3.と4.を相手に報告する
実のところ、ロジカルシンキングでまとめる際に重要なのは、「1.相手が求めているものを理解する(何について答えてほしいかを知る)」です。
相手の目的が明確であれば、その目的に対する返答をゴールに分類、整理をしていけばいいからです。
分類の仕方については、また改めてご紹介しますね。